WORK × KAIGO お役立ち情報


気になるアンケート結果

2021.6.25

6月は介護が必要な家庭を支援するケアマネジャー向けのセミナーを2回実施しました。

埼玉地域と東京地域に向けて行い、合計102名の方にご参加いただきました。

セミナー内容は以下の通りです。

 

・仕事と介護の両立者増加の理由

・介護離職の現状

・仕事と介護の両立には2つの制度利用が欠かせない 

・一般企業に勤める人の介護知識

・変わらない「親孝行」の考え方

・ヤングケアラーについて

・介護離職を防ぐための支援方法

一般企業で働く方々の介護離職について現状や不安感を伝え、ケアマネジャーとしてどう支援していくかを解説しました。

セミナー参加者は全員最後まで視聴され、関心の高さがうかがえました。

セミナー終了後にアンケートを送付させていただき、半数以上の方から回答が得られています。そのアンケート結果の一部を

ご紹介します。(※東京地域で行ったセミナー後のアンケートで、33名の回答結果です)

Q:ご自身が担当しているケースに仕事と介護を両立しているご家族がいますか?

Q:ご自身が担当しているケースにヤングケアラーがいますか?

Q:ご自身が担当しているケースに介護離職されたご家族がいますか?

いかがでしょうか?このアンケート結果から、私共は「介護離職は深刻な問題である」と改めて認識しています。33名と少数のケアマネジャーから得た結果ですが、介護離職者が4割近くいたという現実を重く受け止めています。ヤングケアラーの存在も一定数存在し、引き続き介護離職問題に含まれる問題と捉え、支援の糸口を広げていく必要性を感じています。

 

今後も「仕事と介護の両立者」だけの一方通行でなく、介護保険を中心に介護を全面的に支援するケアマネジャーに向けても情報発信を行い、双方がより良い形で介護に関われるよう事業展開を行っていきます。

 

(作成者:若橋 綾)


セミナーでの珍回答

2021.5.28

介護離職防止セミナーでは、いろいろな角度から「仕事と介護の両立」ができるような方法や情報、考え方などをお伝えしています。

例えば、

▪介護保険の申請~サービス利用まで

▪育児・介護休業法と介護保険

▪介護の備え

▪仕事と介護と親孝行          

▪仕事と介護の両立方法を知る

▪遠距離介護のこつ

▪在宅介護と施設入所

▪混乱期から看取りまでに起こること

など。

幅広い内容で企業のご担当者と打ち合わせを行い、参加者に応じたセミナーになるよう話を詰めていきます。

今回はある企業で「アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)」を取り上げたときの出来事をお伝えします。

「アドバンス・ケア・プランニング」とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組みです。

介護について考えるときに、自分自身に置き換えて考えを巡らせるのも大切なことになります。

そのきっかけとして「アドバンス・ケア・プランニング」を使用して個人ワークを行いました。

個人ワークの次はセミナー参加者でグループワークを行い、それぞれ何を考え、思ったのかを共有していきます。

全体を通して、少ししんみりとした空気感に包まれます。

そして最後に私からこんなお話をします。

「もし皆さんが最後亡くなる瞬間に、何か一言話せるとしたら〝誰に・何と″言いますか?」と。

参加者の気持ちが高ぶり、さまざまな想いが駆け巡っているのが雰囲気で伝わります。

そんな中、ある方がポツリと「ネコに餌を・・・」とつぶやきました。一気にセミナー内は大爆笑に包まれました。

普段であれば参加者の皆さんから〝子供に伝えるメッセージ″や“配偶者やパートナーに向けたメッセージがほとんどとなります。

ですが、今回のように〝飼い猫″を気遣うメッセージが出てくるとは予想していませんでした。

ですが、思えば一番伝えたいことが「気掛かり」なことになるのも十分考えられます。

もしかしたら、私も「冷蔵庫にプリンが・・・賞味期限切れる前に食べてね」と言う

可能性もあるかも?!

思いもよらぬ反応や回答が出てくるセミナーは、多くの「気づき」や「楽しさ」が生まれるセミナーでもあります。

その瞬間を楽しみながらより良いセミナーを作り上げていきたいと思っています。

厚生労働省では、「アドバンス・ケア・プランニング」をより馴染みやすい言葉となるよう「人生会議」という愛称で普及・啓発されています。

出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html

 

作成者:若橋 綾


仕事と介護の両立と「自分時間」

2021.5.21

介護が始まると、介護者は「自分の時間」がうまく確保できなかったり、または自分のことは二の次に考えがちです。

仕事と介護を両立しているある方は、「楽しむことが何となく後ろめたい。いろんな人にお世話になって、迷惑をかけているから」と語りました。

その方は温泉巡りを趣味にしていましたが、何年も行かれていませんでした。

●「うしろめたい」気持ち

ストレスを抱えやすい介護を行う中で、自分自身が楽しむことに「うしろめたさ」を感じるのは何故でしょう。

誰かに介護をお願いして、自分が楽しむ時間を持つことに罪悪感を感じてしまう。

 

原因は複数ありますが、そのひとつに「介護は家族がするもの」という強い責任感があると考えられます。

 

別の視点で家族介護を考えてみましょう。(※グラフ参照)

1970年頃は約10人の現役世代で1人の高齢者を支えていました。

それが2017年頃は約2人の現役世代で1人の高齢者を支えている・・・支える側が激減しているのがわかります。

今の時代は「介護は家族がするもの」では無理があると感じませんか?

これからの介護は「家族だけでは無理」という考えからスタートし、様々な人に協力や相談することが当然と考えましょう。

そして、自分時間の確保を肯定的に捉えることも大切になります。

●自分時間も計画していく

例えば、介護が必要な方に短期間宿泊ができる施設(※1)へ行ってもらい、自分は温泉に旅行してもいいのです。

仕事が休みの日はデイサービス(※2)を利用し、映画や食事に行ってもいいのです。

大切なのは良い親子関係を保つために、自分自身が犠牲にならないこと。

そして、計画的に自分時間を確保していきましょう。

自分に余裕があってこそ、良い介護体制が構築できます。

自分の人生を大切にしてこそ、介護を受ける方の人生も大切に守ることができます。

そんな家族介護の形が当たり前の時代なのです。

介護保険で利用できるサービス

※1:施設に宿泊して利用できる短期入所生活介護(ショートステイ)

※2:日帰りの施設サービス

 

作成者:若橋 綾


腰痛と介護離職の関係

2021.5.6

はじめまして。

4月から「仕事と介護の両立支援」のセミナー講師や接遇研修・営業を中心に担当となりました、髙橋正人と申します。

ときどきブログにも登場しますので、どうぞよろしくお願いいたします。 

今回は「腰痛」と「介護離職」は深い関係にあるということをご説明いたします。

 

普段の生活において多くの方が抱えている悩みとして「腰痛」があります。

仕事によっては腰への負担が大きく、年齢が若くても「腰痛」を引き起こしてしまう業種もあるでしょう。重い物の運搬、長時間の運転、同じ体勢での作業など、腰への負担は疲労として蓄積し、慢性的な腰痛を引き起こします。

昨年からのコロナ禍においては、テレワークが中心になることで腰痛となり、腰への負担を軽減できるような椅子を購入された方が増えたと聞いています。

そして、介護は相手の体重を支えたり、前屈みになって行う動作など腰痛の原因となる動作が多くあります。私自身も介護で腰痛が悪化し、2018年・2021年と2度腰椎椎間板ヘルニアの摘出手術を経験しました。あまり思い出したくない当時の激痛は日常生活が困難になるほどでした。 

 

「仕事と介護を両立」している方は、腰痛を起こしやすい状況だと言えます。働きながら介護に関わることで精神的な負担が高まり、さらに身体的にも痛みが生じると介護離職に振り切れてしまう可能性が高まります。

では、介護を行う上でどのような腰痛予防対策があるでしょうか?

 

●無理をしないこと

介護を一人で頑張ることで、身体には強い負荷が掛かります。仕事と介護の両立には限界があるため、介護保険サービスを活用することが必須となります。

 

●ボディメカニクスを学ぶ

ボディメカニクスとは姿勢を安定させ、最小限の労力で介護者を支えたり、動かしたりすることができる介護技術です。知ると知らないとでは、腰の負担が大きく変わります。

 

●福祉用具貸与(レンタル)を利用する

介護をする際に(特に男性は力があるので)、体勢を気にせずに自身の力で行いがちです。介護保険で利用できる福祉用具貸与は介護者の負担軽減になる用具も多数あるので、活用するといいでしょう。(費用は利用料金の1~3割負担です)

そして、私自身が腰痛予防として実践していることは、

 

●インソールを使用する

もともと偏平足なので足底への負担軽減として使用中です。 えっ?インソール?と思われるかもしれませんが、骨盤や脊柱との角度をサポートして腰への負担が軽減できるのです。

 

●常に姿勢を気にするようにする

テレワーク中心となり、同じ体勢になりがちな日々。時には立ってパソコン作業をしています。適度に体勢を変えたり、ストレッチは大変有効です。

実際に働きながら介護をしている方には、腰痛が生じていないかの確認も支援策として取り入れると良いかもしれません。「仕事と介護の両立」を長期間続けていくには、心身の健康が重要になります。これが、「腰痛」と「介護離職」が関係している深い理由でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※写真はイメージです


2021.4.23

「若いから介護に無関係」とは限らない

3月に「ヤングケアラー」をテーマにしたオンラインセミナーを視聴しました。実際にヤングケアラーの当事者・経験者から話を聴くことができ、さらに事例や調査データが示され、課題が見えにくい現状と問題の深刻さを知りました。

 

●課題が見えにくいヤングケアラーの実情

ヤングケアラーの行っている役割として、障がいや病気のある家族に代わって家事や幼いきょうだいの世話を担ったり、介護が必要な家族の介助や見守りなどがあります。中でも感情面のサポートを行うヤングケアラーがおり、それは非常に時間を要し、心が疲弊していきます。例えば「精神疾患で不安定な親を支える」「難病の親のイライラや怒りを受け止める」「認知症の祖父が落ち着くよう話し相手をする」などがあります。

●大人に相談する発想がない

そんなヤングケアラーは「大人に相談する」という発想があまりなく、介護やケアをしている自覚が低い傾向にあります。家族の面倒

を見るのは当たり前、お手伝いの延長だと思っています。大学生になっても、社会人になっても、中学生や高校生から始まったヤングケ

アラーの役割はお手伝いとして続いていきます。

オンラインセミナーでは大学生や社会人になっても「友人に気を使われたくない」「飲み会や遊びに誘ってもらえなくなる」「距離を

置かれる」という理由から友人にも相談できない事情も浮き彫りになりました。中でも「かわいそうと思われたくない」という言葉は

深く心に突き刺さりました

●社会人の先輩としてできることを

少子高齢化の影響で、若い世代でも介護を担うケースが増えています。介護離職者は40~50代が最も多いですが、一部、20代でも介護

のために離職する人がいるのも事実です。「仕事と介護の両立支援」を制度として整備する企業も増えてきています。ぜひ、若くして介護やケアを抱えている従業員にも制度の利用が及ぶような工夫や配慮を検討してください。若いからこそ「誰かに相談する」という選択が難しいという現状も踏まえ、社会人の先輩方から声や手を差し伸べられるような環境や職場が増えると、さらに「仕事と介護(ケア)の両立」が実現しやすい世の中に変化していくのだと思います。

 

厚生労働省と文部科学省が「ヤングケアラー」の実態を調査した結果が今月12日に発表されました。全国の中学2年生と高校2年生を対象に実施され、「世話をしている家族がいる」と答えた中学生が5.7%、高校生(全日制)が4.1%に上りました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer-pt-02-shiryou.html

(厚生労働省 ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育プロジェクトチーム第2回会議資料より)

 

 

株式会社DIGITAL LIFEでは「仕事と介護のバランスチェック」を行っています。若い世代でも介護を担う現状も把握できる内容です。

 

(写真はイメージです)


2021.4.9

ケアマネジャーも「仕事と介護の両立」を支援

 

●仕事と介護の両立支援カリキュラム

 

3月に厚生労働省からケアマネジャーに対して「仕事と介護の両立支援カリキュラム」が公開されました。このカリキュラムはケアマネジャー(介護支援専門員)等が家族介護者の「仕事と介護の両立支援」について学ぶための研修カリキュラム、研修資料です。ケアマネジャー個人で研修資料から学こともできますし、両立支援制度や支援事例について説明できる人材であれば、ケアマネジャー向けに研修を行う事も可能です。

●ケアマネジャーと「仕事と介護の両立支援」

 

ケアマネジャーは、介護を要する方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業

所との連絡・調整を行う、介護保険に関するスペシャリストです。主に、居宅支援事業所や、特別養護老人ホームなどの施設、

地域包括支援センターなどに勤めています。ケアマネジャーは介護保険を利用される本人以外に、介護を支えるご家族の支援も行います。

 

ケアマネジャーとしてより良い支援を行うために、就労している家族の生活や、仕事との両立をサポートするという視点を持つこと

が必要との位置づけで、この研修カリキュラムは組み立てられています。今までもケアマネジャーは就労する家族を支援してきまし

たが、今後はさらに仕事と介護の両立に理解を深め、家族が働いていることを踏まえたケアプラン作成や連絡方法に配慮することが

求められます。

●仕事のこともケアマネジャーに相談しよう

 

介護離職者は年間約10万人おり、今後さらに増えることが予測されます。ケアマネジャーもそれに応じた援助方法を学び、就労してい

る家族に寄り添った対応を心がけていきます。

働きながら介護を行うことになったら、ケアマネジャーに両立について相談しましょう。いざ介護に直面すると、そのことで頭がいっ

ぱいになり、気持ちの余裕がなくなるかもしれません。ケアマネジャーに仕事のことを聞かれたくない、話したくない方もいるでしょ

う。伝えられる範囲で、より良い体制が構築できるよう、ケアマネジャーを頼りましょう。

 

私共は「仕事と介護の両立支援」について一般企業に勤める従業員向けに活動してきましたが、今後はケアマネジャーに向けても研

修や情報発信を展開していきます。「これからの時代にあった仕事と介護の両立方法」を多くの方に知っていただけるよう尽力いたします。


2021.3.30

企業が「メッセージ」を発信し続けることの大切さ

こんにちは

セミナー講師を担当している若橋です。

私はさまざまな企業で「仕事と介護の両立支援」のセミナー講師や社内報などに掲載する介護記事の提供などを通して企業の介護離職防止をサポートしています。

今回は企業での介護離職防止の取り組みで大切な事をお伝えします。

●それぞれのコンテンツがメッセージに

企業の依頼でセミナー講師や介護関係の記事作成をしている中で特に意識しているのは、それぞれが「大切な企業メッセージ」であるということ。

介護離職防止セミナーや、社内報などで介護について取り上げること自体が、企業から従業員への「仕事と介護の両立を支援していく」というメッセージになります。

このメッセージは、例えば1年に1回セミナーを通して送ればいいのではなく、年間を通して従業員に送り続けることで介護離職防止への効果を発揮します。

●メッセージを伝え続けるコツ

だからといって経費も掛かるし、伝え続けるのは難しい・・・何からすればいいのかわからない・・・そんなお悩みもあるかと思います。

メッセージを伝えるヒントは、小さなことでも続けること。例えばある企業では社内報をコピー機の前に貼り、コピー中に読み切れる程度の介護記事を載せています。

それは私が提供した記事で、介護を抱えた従業員と支援する管理職とのやり取りを物語風に描いた連載記事です。

続きが気になるように作成することで、常に興味を持ってもらえるような仕組みにしています。

大切なのは興味を引き続けること。それが企業から従業員へ「仕事と介護の両立を支援していく」というメッセージを送り続けていることになります。

●次の仕掛けは「メッセージを従業員が受け取る」こと

企業からメッセージを送り続ける中で、次は従業員が「メッセージを受け取る」仕組み作りが必要となります。

つまり、メッセージを「受け取っていいのだと従業員が知る」ことです。働きながら介護を抱えたら上司や人事部に相談し、職場に理解を求め、仕事と介護を両立できると「知ること」です。これはセミナーなどでダイレクトに伝えることが効果的です。

そして伝える側は人事部の方でも管理職でもいい、明確に伝えられればいいのです。

少子高齢化の影響で介護離職者が増えるのはこれからです。早めに介護離職防止策を打ち出し、効果的な仕組み作りをしていきましょう。

(写真はイメージです)


2021.03.23

「ちょっと待った!介護離職を自分の価値観で判断すると危険かも」

こんにちは

セミナー講師を担当している若橋です。

今回は「仕事と介護の両立支援」を担当する方・関わる方に、ぜひ心得ていただきたい事がございます。

それは、仕事と介護の両立について

「自分は大丈夫だったから、他の人も大丈夫でしょ」という考えです。

営業の森田さんからこんな話を聞きました。

営業窓口の方が「自分の親は妻が介護してくれたから」や「自分の親はすぐ施設に入居できたから」と、介護経験者でも自分は仕事に影響がなかったから、他の従業員も何とかなるでしょ・大丈夫でしょと思っている人がまれにいる・・・のだそうです。

私は長年介護を抱える家庭を支援してきましたが、100人いれば100通りの介護の姿がありました。住んでいる家から、家族構成や家族関係、そして価値観から生活習慣まで、全てが違います。そして、仕事と介護を両立する人自身も、感じるストレス度合いや介護に対する体力、健康状態なども違います。

「仕事と介護の両立支援」を担当する方が介護で大変な経験や思いをしていなくても、自分の価値観を基準に考えてはいけないということなのです。

働きながら介護を続けることは簡単ではありません。一時的に疲労やストレスが高まる時期もあるため、従業員を支える企業の人事担当、管理者などのみなさんは「多様なケースに応じられるよう」対策を考えていただきたいと思います。より良い「仕事と介護の両立支援」を実現できるよう、株式会社DIGITAL LIFEはセミナーなどを通して応援していきます。


2021.03.02

10年前の3月11日を振り返って

こんにちは

セミナー講師を担当している若橋です。

今日は10年前の3月11日(東日本大震災)、私の職場で起こったことをお話したいと思います。

10年前、私は居宅介護支援事業所(ケアマネジャーの事業所)と訪問介護事業所(ヘルパー派遣の事業所)の管理者を勤めていました。あの日、3月11日14時46分、私は事務員さんと2人で事務所におり、大きな揺れを感じました。事務員さんは阪神・淡路大震災のときに名古屋に住んでいた方でした。彼女の機転で揺れが静かになってから出入口のドアを開け、外へ出ました。揺れが収まったのに電柱がまだ揺れていた様子や、道行く人の不安と恐怖の顔を今も鮮明に覚えています。

その後、現場で動いているヘルパーさんや訪問介護(ヘルパー)を利用しているお客様全員の安否確認を、電話や訪問で行いました。今思い返すと、その時の記憶は曖昧です。相当気分が高まり、必死だったのだと思います。そして、一人のお客様とヘルパーさんを除いて全員の安否確認を当日のうちに終えました。

その日、最後まで連絡が取れなかったのが、都内の病院へ通院する方(以後、Aさん)と介助で同行した男性ヘルパーさんでした。余震の続く中、ヘルパーさんの携帯電話に何度も連絡を入れました。電話はなかなかつながらず、コール音さえしませんでした。

深夜、不安の中眠ることもできず、テレビを見入る中で私の携帯電話が鳴りました。ヘルパーさんからです。

地震発生時、Aさんとヘルパーさんは病院内にいました。窓が割れ、院内は騒然となり、大勢の人が動揺し、非常に緊張感の高い状況だったそうです。Aさんは恐怖から全身が震え、ヘルパーさんは人があんなに震える姿を初めて見たと話していました。

Aさんは在宅酸素療法をされている方。常に濃度の高い酸素を鼻から吸入する必要があります。帰宅しようにもタクシーはつかまらず、独居のAさんを不安定な精神状態で1人にはできません。ヘルパーさんは病院側に一晩の入院交渉をしました。時間が掛かりましたがベッドが確保され、無事Aさんは入院することができました。

その後ヘルパーさんはAさんが夕食を食べ終えるのを見届け、寒風の中歩いて新宿駅へ。携帯電話は充電が切れていたそうです。新宿駅で帰宅困難者のために夜通し営業していた居酒屋に入り、Aさんは携帯電話を充電させてもらいました。そして、私に連絡をくれたのです。「電車も動き出しそうなので、様子をみてゆっくり帰宅します」と。当時60代のヘルパーさん、誰とも連絡がつながらない中、的確な対応をしてくれて感謝の気持でいっぱいになりました。

訪問介護(ヘルパー)の仕事は一般の方が考えている以上に、支援する気持ちと関わる責任が重い業務です。ヘルパーさんによっては1日に6件以上の家を訪問することもあります。雨の日も、風の日も、雪の日も・・・。

そして訪問介護は、仕事と介護を両立する上では欠かせない在宅介護サービスになります。働きながら介護をする立場になったら、訪問介護(ヘルパー)を頼ってください。皆さんの信頼に、しっかり応えてくれると私は確信しています。

 

 

 

 

 

(写真はイメージです)


2021.2.18

みなさん、こんにちは

「仕事と介護の両立支援」で講師を担当してる若橋です。

 

今回は毎月行っている「無料ウェビナー」を私がどんな内容で行っているかを

少しだけご紹介します。

 

毎月の「無料ウェビナー」は皆さん、ご視聴されましたでしょうか?

仕事と介護を両立するための課題を、様々な角度からお伝えする【無料】ウェビナーです。

無料です タダです 0円です お得です。

 

実はこのウェビナーの内容、かなり熱がこもっています。

開始直前はその熱量がかなりヒートアップし、手が震えるほどです。

いえいえ、緊張ではありません。

 

無料ウェビナー開始時、ワクワクが表情にでていますね。

 

こんな感じで配信しています。

 

こんなコンテンツでお届けします。

 

ウェビナー前段は様々なデータをもとに、介護を取り巻く状況について説明していきます。

「仕事と介護の両立支援」について考えるときに、欠かすことのできない基本的な情報になります。

これ知らずに「介護離職防止策」を考えると、現状と対策にずれが生じます。

 

さて、次にこのウェビナーの肝である「親孝行の考え方」について、熱く語ります。

これはとても大事な、大事なだいじな考え方になります。

この考え方を世に広めるために、「介護離職防止策」の支援事業に加わったと言っても過言じゃございません。

 

さて、中段は

「介護離職防止策」に効果的な支援方法を解説していきます。

これは必見ですよ、皆様!

無料でここまで伝えていいのか?いや、包み隠さずお話しましょう。

 

そして最後は、

“企業が「仕事と介護の両立支援」をすることで得られるメリット”

“従業員が「仕事と介護を両立する」ことで得られるメリット”

についてお伝えします。

実は、「仕事と介護の両立」は企業や従業員にとってメリットしかない!

と、熱弁します。熱が入りすぎて机を叩くかもしれません。

こんな感じで毎回無料ウェビナーを開催しています。

 

お話する内容は「介護背景の変化」や「仕事と介護を両立すための課題」など。

介護離職防止の取り組みに悩む企業の方々や、仕事と介護の両立に悩む方、不安を感じる方など、どの立場の方でも「役に立つ」内容満載です。

 

ぜひ、ご視聴下さい。